【富山観光】立山黒部の室堂平で今だけしか楽しめない雪の大谷ウォーキング!

日本観光

こんにちわ、なっちゃんです!

「立山黒部の雪の大谷ウォーク」って聞いたことがありますか?

バスよりもはるかに高い雪の壁の間を、歩いて通ることができるイベントです。

毎年開催されるこのイベントには、毎日たくさんの人が観光に訪れています。

さて、今日はこのイベントについて紹介していきたいと思います。

雪の大谷って?

雪の大谷は、富山県と長野県をつなぐ山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」の中にある、標高約2,450mの「室堂(むろどう)」エリアにあります。

冬の間、アルペンルートは一面の雪に閉ざされるんですが、春になるとその雪を除雪して道路が開通します。

その時に現れるのが、高さ10m以上にもなる巨大な“雪の壁”! これが「雪の大谷」と呼ばれています。

雪の大谷ウォークイベント

毎年大人気のイベント、雪の大谷ウォークが、また今年も開催する時期となりました。

ここでは、立山高原バスの通る道路の一部が歩行者専用エリアとして開放されていて、観光客はその中を自由に歩くことができます。

今年(2025)は、4/15(火)~6/25(水)まで!

そしてなんと、今年(2025年)の雪の壁の最高地点は過去最高クラスの16メートル!

ビル5階建て相当の雪壁が両側にそびえる光景は、まさに異世界。まっすぐに続く白い通路を歩いていると、雪と空だけの世界に吸い込まれそうな不思議な感覚になります。

ウォーキングエリアの長さはおよそ500メートルで、その突き当たりからは、雪の壁の最高地点を見ることができるので、人だかりで撮影待ちの列ができることもあります。

さっそく行ってみよう!

雪の大谷へは、室堂平ターミナルの1階から下へ続く階段を降りていきます!

ということは、実際には雪の大谷がある場所は“地下1階”?になるのかな。

この看板を目印に、この階段を降りて行きます!下りは右側、上りが左側なので注意!

階段を降りていくと、外に出ることができます。出るとすぐに、無料で写真を撮ってくれるサービスがあります。

立山雪の大谷の看板と雷鳥と記念撮影!

ここから、道沿いにずっと進むと、雪の大谷の入り口があります!

写真はまだ大谷ウォークが始まったばかりの頃のもの。まだ路面が凍結していて、かなり滑りました。

でもGWが終わる頃にはだいぶ路面の凍結も収まって、普通に歩けるくらいになっていました。

ここから今年の雪の大谷の最高地点までは約500m!10〜15分ほど歩いて到着します。

天候や、道路の状況によっては、最高地点まで行けないことがありますが、GW開けにはここまで行くことができました!

道路の雪もすっかり溶けています。

16mといっても、そこまで行くとあまり実感が沸かない…。そんなに高くないんじゃない?なんて思いますよね。

そういう時は、バスと一緒に写真を撮ってみてください!

これはまだ道が凍結している時の写真です。

これが道路の雪が溶けている状態。

雪がある方が綺麗ですが、雪があると道がびしゃびしゃで、滑るところもあるし、散策には不向き。雪が溶けてしまえば普通に歩けます。

室堂ターミナルには何がある?

雪の大谷がある室堂駅は2階建てと屋上がある作りになっていて、実際に雪の大谷があるのは、面白いことに室堂駅の地下1階。そして、2階から上に上がった屋上からは、雪の平原を散策することができます。

室堂駅1階

1階には、バスターミナル、コーヒーショップ、蕎麦屋さん、郵便局、お土産屋さんがあります。

コーヒーショップ
コーヒーショップのメニュー
郵便局
お土産屋さん
蕎麦屋さん
蕎麦屋さんのメニュー

室堂駅2階

2階には、レストランとお土産屋さんがあります。レストランはほとんど団体が使っているので、昼頃になると結構混み合います。1階のお土産屋さんより、2階の方が品物は充実している印象です。

お土屋さん
雷鳥をイメージしたお土産

階段を上がってすぐ左手側にトイレがあります。

2階トイレ

室堂駅屋上階

2階からさらに階段を上がったところが、室堂駅の屋上で、展望スペースになっています。

屋上への階段
←左が散策ルート/直進右手が展望スペース↑

階段を上がってまっすぐ進むと展望スペース、左に曲がると散策ルートに出ることができます。

屋上の展望スペースからは、遠目にですが雪の大谷の入り口を見ることができます。

雄山をバックに記念撮影できる場所もあります。

室堂平を散策しよう!

さて、さっきの階段に戻って、左手の散策ルートに出てみましょう。

散策ルートはまだ一面雪に覆われていて、散策を楽しむ人や、雪遊びをする人で賑わっています。

ここから建物を背に左手に進んで行くと、みくりが池の方へ行くことができます。

みくりが池

室堂駅から15分くらい歩くとみくりが池が見える高台に到着しますが、この時期みくりが池はまだ凍っています。

初夏になる頃に徐々に溶け始めて、池が姿をみせてくれるようになります。

雷鳥を探して

みくりが池が見えるポイントからさらに15分ほど進むと、みくりが池温泉という山小屋が見えてきます。

このあたりまで行くと、運が良ければちょっと雪解けして草が見えているあたりで、雷鳥がもぞもぞ座っているのを見ることができます。

見えますか?雷鳥。

この写真でわかりますか?真ん中に白い鳥がいるでしょう。これが雷鳥です。

冬は全身が白くなり、雪に溶け込んで見えにくくなります、夏は茶色や黒っぽい斑点模様になり、岩場や高山植物の中で見つけにくくなります。季節によって羽の色を変えて周囲と擬態する、面白い特技を持つ鳥です。

いまは冬なので、真っ白な雷鳥を見ることができます。

敵からも見つかりにくいですが、私たちも見つけにくいので、探すのには苦労します。

雪の回廊

さて、室堂駅には、雪の大谷には劣りますが、もうひとつ雪の壁があるのをご存知ですか?

先程みくりが池を見に、左手に進みましたが、その反対側、右手側にある「雪の回廊」にもぜひ足を運んでみてください。

天気が悪いと、雪の大谷ウォークが開催されないことがあります。そんな時でも稀に、雪の回廊だけは散策できるなんてこともあります。

やはり雪の大谷には高さが及びませんが、こちらもかなり見応えがあります。

雪の回廊は、地面まで雪に覆われているので、雪の中の散策を楽しみたい時にもおすすめの場所です。

室堂駅から進んで、横の建物「立山自然保護センター」の2階に繋がっています。

ここに入って、1階に降りることもできますし、また引き返して室堂駅に戻ることもできます。

今だけの絶景を楽しんで!

雪の大谷ウォークは期間限定のイベントです。

ぜひこの時期に立山黒部を訪れてみてください。

「雪の大谷ウォーク」で16mの雪壁を間近に体験し、「みくりが池」で静かな自然に癒やされる。

室堂は、ただ写真を撮るだけじゃない、“歩いて感じる”場所なんだと実感しました。

この春、あなたもぜひ立山黒部へ足を運んでみてください。非日常がすぐそこに広がっています!

詳しい情報は【黒部立山アルペンルートHP】をチェックしてみてください!

※この情報は2025.05.26現在のものです。

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